
離れて暮らす親が高齢で心配なんだけど、
どうしたらいいんだろう?



それは心配だね
そんな人のために高齢者向けの「見守りサービス」がいろいろあるよ!
親と離れて暮らしている方は、帰省したときに親の背中が小さくなったと感じられたり、心身のおとろえなどを間近で見たりするなどして親の高齢化を実感すると、普段の生活を支障なく送れているだろうかと心配になりますよね。


どこかでつまづいてケガでもしていないか、病気で倒れていないだろうかと不安になっても、離れて暮らしている子どもにも仕事や家事・育児などの生活があり、頻繁に様子を見に行ったりすることもなかなかできないものです。


そういった不安を解消するために、最近では高齢者向けの「見守りサービス」が増えてきています。
この記事では今、いろいろな形態で展開されている高齢者向け「見守りサービス」を紹介します。
見守りサービスで離れて暮らしている親の様子がわかる





高齢者向け「見守りサービス」って何?
高齢者向け「見守りサービス」とは、
一人で暮らしている高齢者の様子をカメラ・通信システム・専用機器などを使用して普段の生活を見守り、ケガや病気などの不測の事態の際には、離れて暮らす家族に知らせてくれるサービスのことです。
料金形態やサービス内容などもさまざまで、親のライフスタイルに応じて適切なサービスを知り、選択する必要があります。



いろいろなサービスがあるからじっくり見ていこう!
親の見守りサービス8タイプを紹介
見守りサービスと一口に言っても用途によってさまざまな種類があります。
親と子それぞれのライフスタイルにあった納得のいくものを選びましょう。
サービスの種類 | イメージ | サービス内容 |
---|---|---|
警備会社 | ![]() ![]() | カメラ・センサー等を設置し、異常がないか確認 |
カメラ | ![]() ![]() | カメラを設置し、様子を遠隔で確認 |
センサー | ![]() ![]() | センサーを設置し、普段と違う動きがないか確認 |
家電・機器 | ![]() ![]() | 家電や機器の使用状況をモニタし異常があれば通知 |
宅配 | ![]() ![]() | 宅配便の配達や宅配弁当を届ける際に安否の確認 |
ロボット | ![]() ![]() | 本体にセンサーやカメラを搭載し、スマホやPCから確認が可能 |
訪問 | ![]() ![]() | 地域の担当者が自宅を定期的に訪れて、安否確認 |
アプリ | ![]() ![]() | 親のスマホに専用アプリを入れ安否確認 |



8種類もあるんだね
それぞれ、どんな特徴があるのかな?



次の項目でサービスごとの特徴を説明するよ!
見守りサービスの種類ごとの特徴
警備会社タイプ


警備会社が高齢者の自宅にカメラやセンサーを設置し、異変があった場合すぐに駆けつけるサービスです。
ペンダントや装置のボタンを押して警報を鳴らすとガードマンが駆けつけるタイプのものもあります。
24時間対応していて、緊急時には即座に駆けつけ、介護・看護の相談もできるので高い安心感が得られるサービスです。




カメラ設置タイプ


高齢者の自宅に見守り用のカメラを設置することで、パソコンやスマートフォンで様子を確認することができます。
種類は豊富にあり、動作検知や録画・会話ができるものなどさまざまです。
コンセントを差し込むだけですぐに使用できるものや、設置工事やインターネット回線が必要になるものもあります。
設置の際には設置場所や、親のプライバシーには充分配慮しましょう。


センサータイプ


自宅にセンサーを設置し、普段と違う動作や動きがないなどを感知した場合に家族に連絡がいくシステムです。
人感センサーやドアセンサーがあり、人の動きやドアの開閉などを感知して通知してくれます。
カメラで24時間見られているよりも高齢者のプライバシーが守られることから、高齢者が窮屈だと感じたりすることなく心理的負担が少なくてすみます。


家電・機器タイプ


高齢者宅に見守り専用のポットや電池・電球などを設置すると、使用状況が通知されるシステムです。
スマートフォンやインターネット回線が必要になるものもあります。
普段の生活で使用するものに組み込まれるので、高齢者自身が監視されているといった感覚をもちにくく見守りをさりげなく行えます。








宅配タイプ


宅配便の配達や宅配弁当の配達の際に安否確認を行います。
高齢者が一人で暮らしていると食事の支度がおっくうになったり、自分の好きなものしか食べなかったりで栄養が偏ることがあります。
そういった不安を解消するために、高齢者向けに栄養バランスのとれた食べやすい宅配弁当が増えてきています。
食事の偏りを防ぐとともに配達の際に安否確認が行われるので、家に機器を設置したりすることなく自然に見守りができます。










ロボットタイプ


サービスによって内容に差はありますが、ロボット型をした機器で親の様子をカメラで確認できたり、動体検知センサーで異常を察知したり、ビデオ通話をしたりできます。
インターネット回線が必要なものとコンセントに差し込むだけのものがあります。
ロボット型をしているので、カメラで監視されているといった抵抗感をやわらげることにも繋がります。


訪問タイプ


地域の自治体や民間企業の専任スタッフが定期的に高齢者の自宅を訪れて安否・健康状態の確認をします。
実際に対面で会話をすることにより細かい変化に気づけたり、孤独を感じることが少なくなるといったメリットがあります。
ですが、訪問日には予定を開けておかなければならなかったり、毎日の訪問ではないため緊急時に即対応できないといった側面があることは理解しておかなければなりません。








アプリタイプ


アプリによって内容に差はありますが、1日に決まった回数安否確認したり、位置情報を把握できたり、登録してある定型文をタップするだけで送信するなどのことが簡単にできるので気軽にとりいれることができます。
ですが、親がスマートフォンを使えることが前提ですし、外出の際には忘れずに持ち歩く必要があるので、そこはしっかり親に把握してもらう必要があります。





それぞれ、特徴が違うんだね
導入する時に注意することってあるかな?



次の項目でサービスを選ぶ際の注意するポイントを説明するよ!
見守りサービスを選ぶ際の4つの注意ポイント
1.お互いによく納得した上で選ぶ


いくら心配だからと言われても、自宅にカメラやセンサーなどを設置されれば監視されている・窮屈だと感じる方もいます。
大切なのは親子でよく話し合い理解を深めた上で、納得のいく適切なサービスを選択することです。
親の意思を尊重する気持ちを忘れないようにしましょう。
2.利用料金の支払いに無理のないサービスを選ぶ


サービスの利用料金は初期費用に加えて、毎月継続的に支払いが発生するものが多いため、無理なく支払っていけるサービスを選びましょう。
不安を解消するためサービスを充実させれば、その分費用がかさみます。
予算と相談しながら、ライフスタイルに合わせて適切なサービスを選択しましょう。
3.親の生活サイクルに対応したサービスを選ぶ


ひとくちに見守りサービスといってもその種類はさまざまです。
ずっとカメラで見守るのか、普段の生活サイクルとは異なる状況が発生した場合に連絡するのか。
確認は毎日必要なのか、数日に1回でいいのかなど。
親の状況に応じた適切なサービスを選択しましょう。
4.親が簡単に操作できるものを選ぶ


機器の操作が必要になる場合には、親がその仕組みを理解し簡単に操作できることが大事なポイントです。
いざというときに操作できなかったら意味がありません。
高齢者は最新機器に苦手意識を持つ方も多いもの。
親に実際に機器に触れてもらって、きちんと扱えるかどうか確かめましょう。
忘れないように何度かサポートすることも検討しましょう。



なるほど!
親のプライバシーは尊重しないとね!



親子でよく話し合って
納得がいくものを選ぶようにしたいね!
高齢の親を見守るサービス 8タイプまとめ



これまで見てきたように高齢者「見守りサービス」には
いろいろなサービスがあります!
警備会社タイプ:カメラ・センサー等を設置し、異常がないか確認する
カメラタイプ:カメラを設置し、様子を遠隔で確認する
センサータイプ:センサーを設置し、普段と違う動きがないか確認する
家電・機器タイプ:家電や機器の使用状況をモニタし異常があれば通知する
宅配タイプ:宅配便の配達や宅配弁当を届ける際に安否の確認をする
ロボットタイプ:本体にセンサーやカメラを搭載し、スマホやPCから確認できる
訪問タイプ:地域の担当者が自宅を定期的に訪れて、安否確認をする
アプリタイプ:親のスマホに専用アプリを入れ安否確認をする



「見守りサービス」を選ぶ際には以下の点に注意しましょう!
見守りサービスを選ぶ際の4つの注意ポイント
1.お互いによく納得した上で選ぶ
親が監視されている・窮屈だと感じないよう、親子でよく話し合い理解を深めた上で、納得のいく適切なサービスを選択しましょう。
2.利用料金の支払いに無理のないサービスを選ぶ
サービスの利用料金は初期費用や、毎月継続的に支払いが発生するものが多いため無理なく支払っていけるサービスを選びましょう。
3.親の生活サイクルに対応したサービスを選ぶ
ひとくちに見守りサービスといってもその種類はさまざまです。
親の生活サイクルに応じた適切なサービスを選択しましょう。
4.親が簡単に操作できるものを選ぶ
機器の操作が必要になる場合には、親がその仕組みを理解し簡単に操作できるか確かめましょう。



なるほど!
親が心配だからこそしっかり検討したいね!



ご家族でよく話し合ってね!